きらめき



夢があるなら、切り開けると思っていた。

未来があれば、必ず攫めると信じていた。



彼がいたなら、抱きしめられると思っていたのに。



無意識に見上げた夜空には、眩い位の星の輝き。

流れる河にも似た光の帯は、柔らかく何処か懐かしい光を放っていた。



考えてみれば。

この時期にこうして一人で星を見るなんて、何時以来か思い出せない程。

今までは、隣に必ず彼がいた。





不意に吹き抜けた風に、何故か感傷を煽られる。

たとえ、夢でも構わない。

…夢でも良いから。







お前に、逢いたい。









周瑜→孫策。
七夕企画。
本当は幸せな2人を書く予定だったはずなんですが…!!

07.07.07〜07.08.07