甘柔

甘柔
ゆっくりと目を開いて。

呼吸を整え、貴方を見遣る。

「…平気か?」

気遣う声と、ぼくの体をぎゅ、と抱きしめる腕は。

先刻の激しさを隠して、優しさだけを感じさせた。

「平気です」

微笑んで、そう告げると不意に唇が触れる。

一瞬だけの接吻。

恥ずかしくて、でも嬉しくて。

今度は、自分から彼の背中に手を廻した。





幸せです、と。

聞こるか否かという程小さく囁いた声は届いたのだろう。

微か照れたような表情の彼が。

やっぱり、とても愛しい。









何か色々飛ばして(苦笑)朝ちゅんというかなんというか(笑)。
(むしろ事を致したすぐ後のような…)
こんだけ馬鹿みたいに乙女な話書いてたんですが9話で何か違う…!と気付きました(苦笑)。
苦情受け付けてます…。